こころまち つくろう KEIHAN 京阪ホールディングス

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トップメッセージ

2021年3月期は、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により経済活動が大きく停滞し、当社グループにおきましても政府による緊急事態宣言の発出を受けた外出自粛の影響や、入国制限に伴うインバウンドの急激な減少など、極めて厳しい事業環境が続きました。

このような状況下におきまして、京阪グループは各事業にわたりすべてのお客さまに「安全安心」にご利用いただけるよう新型コロナウイルス感染症対策を講じながら営業活動をおこない、業績の回復に努めましたが、営業収益は前期比20.1%の大幅な減収となり、親会社株主に帰属する当期純損失は45億7千4百万円となりました。また、配当につきましては、中間配当を見送り、安定的な利益配当を継続するという方針を踏まえ、期末配当を1株につき25円といたしました。株主のみなさまには、深くお詫び申し上げますとともに、事情ご賢察のうえ、なにとぞご了承を賜りますようお願い申し上げます。

京阪グループでは、このような厳しい現状に対処すると同時に、コロナ禍収束後のお客さまの価値観やライフスタイルの変化を見据え、昨年11月に当社グループの今後の事業の方向性を発表し、3つの柱である「安全安心」「構造改革」「BIOSTYLE」に基づく施策を推進しております。京阪電気鉄道(株)では、1月にコロナ禍でも安心してご乗車いただける「プレミアムカー」を3000系車両全編成へ導入し、昼間時間帯には原則すべての特急列車で「プレミアムカー」が利用可能となったほか、京阪電鉄不動産(株)では、4月に滋賀県大津市近江舞子に琵琶湖と比良山系の自然環境を活かしたグランピング施設「エバーグレイズ琵琶湖」を開業するなど、お客さまの要請に応えた商品・サービスの提供をめざし、具体的な施策を実現させております。2026年度を最終年度とする「長期経営戦略」につきましても、ウィズコロナ、アフターコロナの社会におきまして、当社グループが持続的に成長するため、事業環境の変化に応じた見直しを図りながら、将来に向けた取り組みを着実に推進してまいります。

当期は開業110周年の節目でございましたが、厳しい1年となりました。依然としてコロナ禍の収束が見通せない状況が続いておりますが、このような経営環境下こそ、逆境に負けることなく幾多の困難を乗り越えてきた当社の創立委員長である渋沢栄一翁に倣い、グループ一丸となってこの試練を乗り越え、いち早く「長期経営戦略」のめざす成長軌道への復帰を図り、企業価値向上に努めてまいります。

株主のみなさまにおかれましては、今後も一層のご支援、ご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2021年6月