ACTION
京阪グループ各社の
取組み事例
脱炭素社会の実現に向けた電気バスの導入
京阪バスは、2050年カーボンニュートラルの達成、脱炭素社会の実現に向けて、2021年12月、洛南営業所で運行する「ステーションループバス」(京都駅―七条京阪前-梅小路・ホテルエミオン京都)の全車両(4両)に電気バスを導入しました。これに先駆け、関西電力株式会社、ビーワイディージャパン株式会社と共同で、電気バスの利用による燃料や整備コスト等の削減を目指し、業務提携をいたしました。複数台で運行する路線バスの1路線すべての車両を電動化するのは日本初(自社調べ。グリーンスローモビリティや施設内バスを除く)です。更には、2023年4月より、2025年日本国際博覧会でのシャトルバス輸送での使用を見据え、門真営業所に大型電気バス5両を導入し、同営業所管内路線で運行を開始しました。
電気バスは走行時の排出ガスがなく、従来のディーゼルエンジンバスに比べ走行騒音を大幅に減少できるばかりでなく、災害時の非常用電源としての利用など様々な場面での活用が期待されています。洛南営業所・門真営業所での電気バス導入による二酸化炭素(CO2)排出量削減効果は10年間で2,600トンと試算しており、今後ますますの地球温暖化対策推進につなげてまいります。
京阪バス(株)
該当するプロジェクトガイドライン
- GOOD for Health
- GOOD for Minds
- GOOD for Locals
- GOOD for Social
- GOOD for Earth
該当するSDGs目標
心と体とくらし彩る
宅配ギフト
「心と体とくらし彩る宅配ギフト」では、家を建てるまでではなく、その先の生活がもっと豊かになる後押しとなるよう、ゼロホームで注文住宅を建築し、お引渡しを終了したお客様に、ビオ・マーケット(ビオ・マルシェ)もしくはビオスタイル(GOOD NATURE STATION)の商品を1年間定期的に無料でお届けします。
品質、工法、アフターメンテナンス体制にこだわり、住む人を想い、永く住み継げる家を実現してきた「ゼロホームの100年住宅」。今回、厳選した有機野菜・オーガニック食品を手掛ける「ビオ・マルシェ」や、健康的で環境にもいいものを自分らしく取り入れるライフスタイルを実践する複合施設「GOOD NATURE STATION」セレクトの食材とタイアップ。どちらもその食事を口にする人のことを想い、生産する人を想う、京阪グループのBIOSTYLEを代表するサービスです。家を建て新生活を始めるときこそ、京阪グループが提案するライフスタイル(BIOSTYLE)に触れ共感いただける機会にしていきたいと考えます。「心と体とくらし彩る宅配ギフト」は、豊かで快適で、いつまでも安心して暮らすことのできる住環境をトータルでプロデュースします。
ホテル屋上における
都市養蜂の取り組み
THE THOUSAND KYOTOでは、2021年5月より屋上にて都市養蜂を開始いたしました。京都のホテルでは初めての取り組みです。
養蜂とは、はちみつや蜜蝋、ローヤルゼリーを採るためにミツバチを飼育することで、ミツバチは生態系の循環の中でポリネーター(花粉媒介)としての重要な役割を担っております。都市域の植物の受粉を行うことで、自力で受粉できない植物が育ち、実をつけ、野鳥がその種を運び、周辺の緑が増え、その植物の受粉にミツバチが再び貢献するという循環が生まれます。
京都駅前という都市部で養蜂を始めることで、京都駅前の緑化促進だけではなく、採れたはちみつの商品展開、自社ホテルレストランでの提供などにより、地産地消による地域活性化にも貢献しています。
京阪ホテルズ&リゾーツ(株)
該当するプロジェクトガイドライン
- GOOD for Health
- GOOD for Minds
- GOOD for Locals
- GOOD for Social
- GOOD for Earth
該当するSDGs目標
園芸を通じ、
環境と人に優しさを
京阪園芸では、長きにわたりフラワーショップやガーデニングショップ経営をはじめグリーンレンタル、造園施工、植栽管理など花と緑にかかわる様々な業務を行っており、一般・法人顧客や地域の皆様に心安らぐ快適な生活環境を提供しています。
- 指定管理者制度により、枚方都市公園(枚方市)をはじめ12か所の公園の運営・管理業務を担っており、高い評価を得ているバラを中心とした植物に関する種々のセミナー・イベントを開催するなど地域活性化にも貢献しています。また、管理業務スタッフに地元在住の高齢者を率先して採用することで、地域の雇用安定にも貢献しています。
- ヒートアイランド現象を緩和し、断熱作用による建物の省エネ効果、心の安らぎをもたらす効果がある駐車場および屋上・壁面緑化の施工を行っています。
- 河川敷や国道等の緑地管理を行い、地域の美観や安全・安心の確保に努めています。
- 作業で出た伐採木を資材に再利用し、切り枝等を堆肥化するなど資源の循環に注力しています。
- 関西電力の特例子会社である(株)かんでんエルハートの園芸事業部門において、障がい者およびその指導者に花き栽培の知識や技術を伝授するなど、運営を定期的にサポートしています。
- 人材面では、「一級造園施工管理技士」をはじめ、公的資格保有者が延べ100名近くいるほか、「なにわの名工」「樹木医」「薔薇(ローズ)ソムリエ」などユニークな専門家を輩出し、プロフェッショナル集団として各方面でコンサルティング活動を行っています。
地球温暖化ガスの削減が世界的な課題となっており、その解決に向け、当社では様々な役割を果たすとともに、ウィズコロナの「新しい日常」に寄り添う、花と緑を活かしたオンラインでの提案なども幅広く行ってまいります。
京阪園芸(株)
該当するプロジェクトガイドライン
- GOOD for Health
- GOOD for Minds
- GOOD for Locals
- GOOD for Social
- GOOD for Earth
該当するSDGs目標
自然環境に配慮した
オリジナル園芸資材の開発
京阪園芸では、長きにわたりバラのオリジナル品種を毎年発表し続けており、今では心待ちにしておられるお客さまが数多くいらっしゃいます。常に新しいものを世の中に送り出したいという進取の気性と、園芸に関する豊かなノウハウを生かし、ローズソムリエの小山内健が中心となってオリジナルのオーガニック培養土を開発しました。
①ピートモスと有機肥料をベースにした100%天然由来のオーガニック培養土(有機JAS規格に準拠)、②ハイクオリティなバラのオリジナル培養土、③オールマイティに利用できるオリジナルブレンド培養土の三種類を販売開始しており、現在、用途別のオーガニック培養土の開発を進めています。今後も自然環境に配慮したオリジナル培養土のラインナップの拡充を図り、ガーデニングによる豊かなおうち時間作りに貢献して参ります。
京阪園芸(株)
該当するプロジェクトガイドライン
- GOOD for Health
- GOOD for Minds
- GOOD for Locals
- GOOD for Social
- GOOD for Earth
該当するSDGs目標
京阪沿線つながる、
つなげる農業
(株)京阪百貨店では、「地産地消」を大切に地域の農業に目を向けてきました。今後お客さまの生活様式が変化していくなかで、地域とともに歩んできた当社が取り組んでいくべき課題です。「地産地消」には以下のメリットがあります。
- 消費者と生産者の距離が近いため、旬の食べ物を新鮮なうちに食べられる。
- 地域経済の活性化、地域への愛着につながる。
- 地域の伝統的食文化の維持と継承。
- 農産物の輸送にかかるエネルギーを削減できる。
そこで、2021年11月より「京阪沿線つながる、つなげる農業」を開始しました。これは、沿線の農家と京阪百貨店がつながることで、農家と地域(お客さま)をつなぎ、沿線の都市型農業を継承していくためのプロジェクトです。まず第一弾として、沿線の農家から農作物を仕入れ、守口・枚方・京橋の3店舗で販売します。沿線の農家は、2代目、3代目の比較的若い方が多い一方で、物流に乗せられる量を生産することは難しいという課題を抱えられているケースが多いことがわかり、今回のプロジェクトを通してその解決の場を提供できればと考えています。販売方法も、あえて特設コーナーを設けないことで、各農家が毎週納品可能な物量を並べ、新鮮なうちにお客さまにお買い求めいただくよう工夫しています。
また、当社では2007年から食育活動を実施し、今ではお客さま体験型ツアーを年6回実施しています(コロナ禍では中止)。相愛大学と連携し2016年からは「食育フェスタ」を開催。その後、他大学やJA、(株)カゴメなども加わり今では関西最大級の食育フェスタとなりました。今後は、「京阪沿線つながる、つなげる農業」と連携した食育活動を行い、農家が近隣に位置するメリットを活かし、生産風景を体験できる企画を考えています。
(株)京阪百貨店
該当するプロジェクトガイドライン
- GOOD for Health
- GOOD for Minds
- GOOD for Locals
- GOOD for Social
- GOOD for Earth
該当するSDGs目標
GOOD NATURE STATION
『SDGsツアー』
京都・河原町で運営する複合型商業施設「GOOD NATURE STATION」は、食品・レストラン・衣類・化粧品・スイーツ・ホテルなど、幅広い分野が集結する複合施設全体で “ビル丸ごとサステナブル”というメッセージを大きく掲げ、統一したコンセプトで縦軸のSDGs展開を行うことで、包括的に循環型社会を実現しようという取り組みにチャレンジしています。昨今SDGsやサステナブルについての認知や関心が高まっていますが、「何から取り組んだらよいか分からない」「SDGsって費用ばかりかかるのでは?」と感じておられる方々が多いのが現状でないでしょうか。当施設では、そんな方々にSDGsへの取り組みの気付きやヒントを得ていただきたいとの思いから、これまで小規模で実施していた館内ツアーを、『SDGsツアー(有料)』として本格的に始動しました。
ツアーでは、支配人自らの説明はもちろん、コンダクターが施設のコンセプトや館内のサステナブルな取り組みを実際に事例を挙げながら解説します。普段見ることのできないコンポスト見学や、商品作りのストーリーを折りまぜながら、施設全体でどのような取り組みをしているのかを紹介し、同施設のSDGsを体感いただきます。ツアーの最後にはコンダクターや参加者とのディスカッションも用意し、SDGsに対する考え、ツアーで知り得た情報をもとに「話す機会」を設け、1人1人がどのようなSDGsアクションを取るべきなのか、改めて考えることができるツアー内容です。
企業・大学・専門学校をメインターゲットとして、今後は「GOOD NATURE HOTEL KYOTO」の宿泊とセットにしたプランなどを積極的に展開していきます。
(株)ビオスタイル
該当するプロジェクトガイドライン
- GOOD for Health
- GOOD for Minds
- GOOD for Locals
- GOOD for Social
- GOOD for Earth
該当するSDGs目標
GOOD NATURE
きっかけエクスペリエンス
GOOD NATURE STATIONでは、「何かを始めたい人」と「何かを伝えたい人」を繋ぐプラットホームとなるように、館内だけでなく館外でのイベント・ワークショップを企画・運営しています。
日々忙しく過ごす中で後回しにしがちな、心がワクワクする事や、学びたい事、チャレンジしてみたい事。
興味はあってもなかなか踏み出せない毎日が、鮮やかになるようなキッカケを散りばめた内容です。
例えば、
- 京都で無農薬栽培をされている農家さんのところへ農業体験に行く。
- 京都の伝統産業について学び、絵付けなどの体験をしてみる。
- 自分の身体を労わるために、気功にチャレンジしてみる。
- 自然の恵みを感じる、草木染でストールを作ってみる。
- 他国の食文化を学び、生活に取り入れてみる。
- 日本の発酵食品について、もやし菌を作る職人さんに直接話しを聞いてみる。
など、取り組みは多岐にわたります。
本企画で大切にしているのは、お客様と伝え手と私たちが等しく幸せであるという事です。お客様にお楽しみいただくことはもちろん不可欠ではありますが、何かを伝えて広めたいと思う人がいなければワークショップ自体開催できません。そのために、伝え手の意図を最大限に実現できるよう企画内容を毎回工夫しています。また、私たちが有効なプラットフォームであり続けるために、売上の確保も必要であると考えています。
今後はワークショップの幅を拡げつつ、海外の方にも、より深く日本を知ってもらえるキッカケになるワークショップなどを開催していきたいと思っています。
(株)ビオスタイル
該当するプロジェクトガイドライン
- GOOD for Health
- GOOD for Minds
- GOOD for Locals
- GOOD for Social
- GOOD for Earth