こころまち つくろう KEIHAN 京阪ホールディングス

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廃棄物の削減

京阪グループでは、主要会社の廃棄物量を集計し、環境負荷低減に取り組んでいます。

2021度主要会社の廃棄物量

(t)

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一般廃棄物 産業廃棄物
運輸業 京阪電気鉄道(株) 488 278
京阪バス(株) 120 79
不動産業 ※1 393 207
流通業 ※2 2,815 1,138
レジャー・サービス業 ※3 773 323
4,589 2,025
  • ※1 京阪ホールディングス(株)、京阪建物(株)
  • ※2(株)京阪流通システムズ、(株)京阪百貨店、(株)京阪ザ・ストア
  • ※3(株)ホテル京阪、京阪ホテルズ&リゾーツ(株)

廃食用油のバイオディーゼル化

京阪グループでは、食用廃油を排出する7社(15事業場)を中心に、年間約7万ℓの食用廃油をバイオディーゼル燃料化しリサイクルに努めるとともに、そのうち約3万ℓを琵琶湖汽船(株)が運航管理を行う学習船「うみのこ」に使用しています。

館内からプラスチック廃棄物削

「GOOD NATURE STATION」では、館内からできる限りプラスチック廃棄物を出さない取り組みを行っています。スープやドリンクはアイルランドで開発されたバタフライカップと呼ばれる紙製のカップで提供し、ストローはさとうきび由来、ナイフやフォークなども、微生物などの力で最終的には水と二酸化炭素に分解される生分解性プラスチックを使用しています。オリジナル化粧品「NEMOHAMO」の容器にはバイオマスPEを採用。ホテルでは、歯ブラシ、ヘアブラシ、髭剃りを客室に置かず、ご自身でお持ちいただくことを提案しています。さらにペットボトルの使用を最小限に抑える取り組みとして、ウォーターサーバーとタンブラーを設置しています。

地球環境に配慮したテイクアウト用のバタフライカップとナイフ・フォーク

タンブラー

食品ロス削減貢献

(株)京阪ザ・ストアでは、2021年9月より「フードドライブ(食品の寄付活動)」をフレスト松井山手店、2022年2月よりフレスト長尾店で開始しました。「フードドライブ」の取り組みは、フードバンク京田辺が推進する食品ロス削減運動です。ご家庭で消費されずに残っている未開封の加工食品をお客さまに店頭にお持ちいただき、その後フードバンク京田辺を通じて、必要とされている福祉団体、施設、子ども食堂などに無償でお届けする取り組みです。今後もお客さまとともに食品ロス削減など持続可能な社会をめざした取り組みを推進します。

食品ロスを削減し、循環型農業へ

施設内の食品を扱う店舗では、食品ロスを削減することだけでなく、お客さまや生産者にとっての新たな価値を生み出すことを目指しています。1階マーケットでは、近隣の豆腐店で毎日捨てられるおからを活用した「5GOODサラダ」を提供。また、館内で出る食品廃棄物はNPO法人「日本食品リサイクルネットワーク」と協力し、館内に設置した生ごみ処理機で堆肥化し、滋賀県近江八幡市で減農薬農業を営む「近江園田ふぁーむ」で肥料として活用しています。2021年9月にはじめて、米の収穫を行いました。

生ごみ処理機で食品廃棄物を堆肥化

溶剤のリサイクル

京阪電気鉄道(株)では、車両の塗装装置の洗浄・整備などに使用され、汚れて廃棄する溶剤(シンナーなど)を再使用するための回収装置を設置しています。この装置は、内部に取付けられた電気ヒーターによって加熱・沸騰させ、蒸気を空冷式コンデンサーで冷却・液化させる蒸留方式で、回収率は約70~95%です。廃棄溶剤を再使用することで、溶剤の使用量や廃液の排出量を大幅に削減し、環境保護に役立てています。

溶剤回収装置

鉄道部材・乗車券のリサイクル

使用済みの乗車券は、自動改札機や定期券売場で回収後、パルプと磁気体に分離され、トイレットペーパーやベンチ、建築用材として再生されます。京阪電気鉄道(株)では、再生されたトイレットペーパーを京阪線全駅と改札内にトイレがある大津線の7駅のトイレで使用しています。乗車券の再生紙で製作した封筒も社内で使用しています。

また、使用後のレール・車輪・PCまくらぎやパンタグラフ、保守作業で発生したトロリー線や古電球、古蛍光灯などは、特定リサイクル会社に委託し、再生処理されています。

京都市「2R及び分別・リサイクル活動優良事業所」の認定

京都市は、2017年から大規模事業所を対象に、事業ごみの減量及び再資源化への積極的な取り組みを顕彰する「2R及び分別・リサイクル活動優良事業所認定制度」を設けており、京阪バス本社、京都タワービル、京都タワーホテルアネックスが3年連続(永年認定)、嵐山駅はんなり・ほっこりスクエアが2019年に初めて優良事業所認定を受けています。