こころまち つくろう KEIHAN 京阪ホールディングス

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生物多様性の保全に関する取り組み

琵琶湖汽船における取り組み

琵琶湖汽船(株)では、環境方針に「びわ湖との共生」を掲げ、事業基盤であるびわ湖における環境保護活動に積極的に取り組んでいます。「しが生物多様性取組認証制度」において、環境学習クルーズなど生物多様性に関する取り組みが評価され最高ランク「3つ星」の認証を受けました。

環境保護を目的とした各種クルーズ

環境体験学習に対応した観光船「megumi」による「びわ湖環境体験学習クルーズ」では、びわ湖の「歴史」「水」「生物」をテーマに学習プログラムを提供しています。また、滋賀県内のすべての小学5年生を対象とした宿泊体験型の学習船「うみのこ」(滋賀県立びわ湖フローティングスクール)や水質調査船「びわかぜ」の運航も受託。学び体験の観点からのびわ湖の環境保護活動に取り組んでいます。

びわ湖の自然や食文化を体感できるクルーズにも注力しており、2009年から「鮒ずし作り体験クルーズ」を開催。滋賀県と沖島漁業協同組合とともに、漁業と滋賀県伝統の食文化「鮒ずし」の持続的発展を目指しています。

学習船「うみのこ」

鮒ずし作り体験

持続的な森林の保全を目指した国産木材の活用

今津港にある今津営業所は、1974年、JR湖西線が開通した年に建てられたもので、老朽化が進んでいたことから2020年3月にリニューアルしました。新営業所は、環境に配慮した管理が行われている森林に与えられる「森林認証」を得た滋賀県高島市産の木材を使った第1号の建物であり、滋賀県・高島市が取り組む自然・地球環境保全に供するとともに、地域振興に寄与しています。

桜の苗木の寄贈

毎年、公益財団法人滋賀県緑化推進会に桜の苗木を寄贈しています。開業90周年事業として1978年から開始したもので、累計の寄贈本数は2020年3月現在で15,850本になりました。今後も、湖国の緑化活動に協力していきます。

また、琵琶湖周辺の環境美化活動を推進している「美しい湖国を作る会」に2010年より協賛金を寄贈しています。

海津大崎の桜

海津大崎の桜

琵琶湖ホテルにおける取り組み

京阪ホテルズ&リゾーツ(株)が運営する琵琶湖ホテルでは、里山保全をテーマに取り組みを進めています。滋賀の原風景である棚田のあぜを再現する「山野草プロジェクト」では、里山環境の中で育つ在来種を中心とした約100種類の山野草を栽培しています。また、「里山の食彩プロジェクト」では、食の楽しみを環境保全につなげる活動を約20年にわたって継続してきました。県内の蔵元と協働で精米歩合を抑えたオリジナル日本酒を開発。棚田米(大津市仰木・高島市畑地区)や、自家製のふなずしの提供や、その飯(いい)を活用した「琵琶湖鍋」の考案など、地元の食材をおいしく無駄なく、たくさん食べてもらうことで、地域の環境保全とビジネスを両立させる仕組みを構築しています。

山野草プロジェクト

琵琶湖ホテルのガーデンに育つ山野草

地域との協働による緑化・清掃活動

宮崎県と森林資源の循環利用推進に関する連携協定を締結

(株)ゼロ・コーポレーションでは、2012年以来、住宅の部材に国産木材を使用することで森林を守り、CO2の削減にも取り組んでいます。2020年12月には、森林資源の循環利用を推進し、堅固なサプライチェーンの構築をめざして、スギの素材生産量が全国1位である宮崎県、同森林組合連合会、同木材協同組合連合会と包括的な連携協定を締結しました。新しい山づくりや「みやざき林業大学校」への支援を通じて、県下の関係団体との連携をより深めていきます。2021年からは当社が1年間に引き渡した住宅の柱の本数分に必要な苗木を山に還す「苗木を還そうプロジェクト」も開始。地球環境への貢献はもちろん、事業活動継続のためにも、林業の抱える課題解決に向け、わたしたちにできることを一歩ずつ進めています。

森の循環サイクルを機能させて山を守る

県や地元団体と包括的連携協定を締結

京都みどりプロジェクトへの参画

当社では、2011年から京都市産業観光局商工部林業振興課が事務局を務める「京都みどりプロジェクト」に参画し、継続的に寄付をしているほか、京都三山の森林保全活動に参加しています。2019年3月には、東山の高台寺山国有林で開催された植栽活動に参加したほか、当社の寄付金にグループ従業員有志の寄付金を合わせ2020年5月に寄付しました。今後も、地球環境や地域社会との共生に積極的に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

「京都みどりプロジェクト」植栽活動

京福電気鉄道における取り組み

フジバカマの保全活動

京福電気鉄道(株)は、京都府の絶滅寸前種「フジバカマ」の保護育成活動を実施しています。嵐電沿線の学校や社寺に苗を提供して植栽し、開花時期には消防用ホースを再利用したプランターに植え付けたフジバカマを嵐山線の13駅に展示しました。生物多様性の保護に向けたネットワーク拡大と情報発信を推進しています。

北野白梅町駅における展示の様子

比叡山自動車道における取り組み

比叡山ドライブウェイを運営する比叡山自動車道(株)では、比叡山の自然と環境保護を目的に、毎年沿道で病木伐採や植樹活動に取り組んでいます。2020年は夢見が丘と登仙台駐車場付近にノムラモミジを植樹しました。

地域の清掃活動への参加

京阪グループ各社では、地元自治体などと協力して駅周辺などの清掃活動に定期的に参加し、「きれいな地域づくり」に向け、積極的な活動に取り組んでいます。

ホテル京阪の京都駅八条口周辺美化活動