こころまち つくろう KEIHAN 京阪ホールディングス

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「安全安心」の基盤のさらなる強化

運輸安全マネジメントに基づく安全管理体制

鉄道事業やケーブルカーなどを営む京阪電気鉄道(株)・叡山電鉄(株)・京福電気鉄道(株)・中之島高速鉄道(株)・比叡山鉄道(株)、バス事業を営む京阪バス(株)・京都京阪バス(株)・京阪京都交通(株)・江若交通(株)・京都バス(株)、観光船業を営む琵琶湖汽船(株)・大阪水上バス(株)の各社では、鉄道事業法などの法律に基づき、「運輸安全マネジメント」に取り組んでいます。

お客さまに安心してお乗りいただける安全な交通機関を目指し、「安全管理規程」を制定するとともに「安全統括管理者」を選任し、安全管理体制の構築・改善に関する取り組みを経営トップの主体的な関与のもと、継続しています。

京阪電車の安全に対する取り組み

お客さまの日常生活を支える鉄道を安全に、安心して快適にご利用いただくため、京阪電気鉄道(株)では、ハード・ソフト両面からさまざまな取り組みを行っています。

安全設備の充実

京阪線では、お客さまに視覚的・心理的にホーム端部の危険性を訴え、ホームからの転落および列車との接触を防止する注意喚起シートやホームと車両の隙間の大きな箇所でお客さまに注意を促すLED点滅式のホーム足下灯を設置しているほか、万が一転落や落下事故が発生したときに、迅速に列車などに異常を知らせ、事故を未然に防止するホーム転落検知装置、非常通報ボタンなどの安全設備を設置しています。そして、更なるホームの安全性向上を図るべく、2020年度を目途に京橋駅においてホームドアの整備着手を目指しています。

また、運転士や車掌がお客さまの乗降を確認し、安全に閉扉を行うための監視用テレビ装置の高輝度化やハイビジョン化も進めているほか、現在、多情報連続式ATSへの全面更新に取り組んでいます(2015年度から一部区間で使用を開始し、順次対象区間を拡大)。

近年多発している自然災害は列車の運行にも大きな影響を及ぼしていますが、地震への対策として、駅や高架橋などの耐震補強も進めているのに加え、大雨による河川増水への対策として、2016年10月より宇治川橋梁の橋脚補強工事を実施し、2018年6月に完了しました。

2018年度は、運転保安度の維持・向上やお客さまサービスの向上などを目的として、総額約108億円の鉄道設備投資を行います。そのうち約68億円を運転保安度の維持・向上に投資し、新型車両の新造、多情報連続式ATSの導入、耐震補強工事、変電所の更新などを実施する予定です。

(上)注意喚起シートとホーム足下灯(下)監視用テレビ装置

(上)注意喚起シートとホーム足下灯
(下)監視用テレビ装置

安全を守る日々の取り組み

事故や災害などの非常事態に備えて多様な訓練を実施しています。そのなかでも、毎年行っている総合事故復旧訓練と総合防災訓練は、京阪電気鉄道(株)のみならず、近畿運輸局などの関係機関の協力のもとで実施しています。毎回さまざまな状況・場面を設定し、緊急事態発生時にもすみやかに行動をとれるようにしています。また、爆発物などの危険物によるテロ行為を想定した鉄道テロ対応訓練も実施しています。

このほか、安全設備やその他関連機器の保守・点検を徹底するために必要な技術継承教育、運転士が備えるべき知識・能力の維持向上のための技能講習を実施し、安全確保のために日々取り組んでいます。

総合事故復旧訓練

総合事故復旧訓練

ひらかたパークの安全対策

「ひらかたパーク」では京阪電気鉄道(株)の鉄道技術部門が安全性を確認し、一部の遊戯機のメンテナンスを寝屋川車両工場で行っています。

鉄道会社直営の強みを活かし、鉄道車両で実施する検査などを遊戯機に応用することで、高い技術レベルでの安全確保に取り組んでいます。

ジェットコースターの分解整備

ジェットコースターの分解整備

叡山電車出町柳駅ホーム転落防止対策の実施

叡山電鉄(株)は、より安全な駅空間の実現を目指し、2017年7月、出町柳駅のホーム転落防止対策を実施しました。目の不自由なお客さまに、ホームの中心側と線路側のどちらにいるかをお知らせする内方線付き点状ブロックを設置するとともに、ホームの一部に固定柵を設置。お体の不自由なお客さまやお困りのお客さまへの積極的なお声がけにも引き続き取り組むことで、お客さまが安全に安心して駅をご利用いただけるよう努めています。

出町柳駅のホーム転落防止対策

出町柳駅のホーム転落防止対策

バス会社における安全安心への取り組み

京阪グループのバス各社では、新入社員教習、運行管理者研修、業務研修会、外部教育機関の活用などさまざまな教育や研修を実施し、事故発生防止に努めているほか、京阪バス(株)では、「3秒・3mルール」(1.発進時3秒の確認、2.走行時3秒の車間、3.停車時3mの車間)といった、運転手にとって分かりやすくかつ実践的な取り組みを行っています。2018年度も、ドライブレコーダーやデジタルタコグラフを活用した教育を積極的に実施し、安全運転指導の強化に取り組んでいきます。

なお、京阪グループのバス各社は、公益社団法人日本バス協会による「貸切バス事業者安全性評価認定制度」にて最高評価の三ツ星を獲得しています。

研修風景(京阪バス)

研修風景(京阪バス)

くらしの安全安心への取り組み

京阪ビルテクノサービス(株)では、24時間体制で各ご家庭の安全安心な生活を見守り、異常発生時にはすみやかに駆けつける「京阪ホームセキュリティ」サービスを提供しています。

さらに、京阪東ローズタウンでは、警備巡回車が街を常時パトロールするタウンセキュリティも構築。犯罪や不審者の侵入の抑止も図っています。2014年からは女性社員による「コンシェルジュ」サービスも開始。防犯に関する案内物を配布するなど、街の安全安心を高めるべく、地域の皆さまとのコミュニケーションも大切にしています。

京阪ホームセキュリティ

さまざまな訓練の実施

京阪グループ各社では、万が一の災害や事故などの発生に備え、訓練を積極的に実施しています。

京阪電気鉄道(株)では、総合事故復旧訓練と総合防災訓練などの訓練のほか、2012年度より駅に隣接する商業施設などと合同で「複合使用建物防災訓練」を実施し、施設横断的な連絡体制などを確認し、さらなる安全性の向上を図っています。これらの訓練を含むグループ各社の訓練は、「危機リスク分科委員会」で計画と実績のフォローアップを行っています。

複合使用建物防災訓練

食の安全安心への取り組み

京阪グループでは、お客さまに安全安心な食材やお食事を提供できるよう、マニュアルの整備や研修の実施などを進めています。

小売業、飲食業においては、(株)京阪百貨店が、食品表示研修を実施しているほか、(株)京阪ザ・ストアが、品質管理担当者による店舗巡視や従業員への集合研修を、(株)カフェでも、店長クラスに向けた衛生研修を実施。(株)ビオ・マーケットでは、生産者・メーカーと連携し、品質向上や検品強化を図っています。

ホテル各社では、食の安全に関する規程や運用マニュアルの整備に加え、グループ横断的な情報共有や研修を実施。食品検査・品質管理のコンサルティング会社も積極的に活用しており、2017年度では、コンサルティング会社と連携し、食の安全に関する研修を実施するなど調理、サービスなどオペレーションのさらなる強化に向けた取り組みを進めています。