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こころまち つくろう 活動レポート

[こころまちつくろう 活動レポート Vol.05]みんなで描く京阪電車の未来。 ~ちびっこアーティストが描く絵画募集~

「ちびっこアーティストが描く絵画募集」は、京阪沿線内外のお子さまを対象に、広く絵画作品を募集するイベントです。12回目を迎えた今回は、過去最多の3,746作品が大集合。2012年1月から2月にかけての4日間、ひらかたパークのイベントホールにおいて全作品の展示会が行われ、会場のイベントホールでは家族の歓声に包まれました。
京阪電車の鉄道部門が主催するこのイベントについて、京阪ステーションマネジメント事業部の森井さんにお話をうかがいました。

取材当日の会場で案内をしていた寺田さん(左)と宇城さん。自分の描いた絵を探すお子さまに対する丁寧な対応が印象的でした。

イベントをはじめたきっかけを教えてください。

京阪沿線のお子さまと一緒になって楽しめるイベントはないかと、社内でアイデアを募集したことからはじまりました。応募してくださるお子さまの笑顔を見ていると、私たちも自然と笑顔になりますね。ひょっとすると、私たちの方が毎年の開催を楽しみにしているかもしれません。

そもそも、なぜ「絵画」なのでしょうか。

お子さまが描く絵には、大人が考えもしない自由な発想、切り口、色彩にあふれています。その夢のような世界の中に、京阪電車が入ったらとても面白いのではないか?と考えたのです。毎年絵のテーマを設定しているのですが、今年は「駅からはじまる冒険の旅 ~未来はきみたちのもの~」。私たちの予想を超える未来の京阪電車を描いた個性あふれる作品がたくさん届きました。関東地方や東北地方からも応募があったんです。大変ありがたいことですね。

松原光穂ちゃんは最優秀賞の一人。取材当日にはお母さんと来場していました。

入賞作品を車内に展示した「ちびっこアーティスト号」を運行しました。(2011年11月)

2011年11月には中之島駅で表彰式も行いました。最優秀作品はヘッドマークのデザインにも使用したのですが、お子さまにとっても自分の描いた絵が走るという「夢」が叶った瞬間だったのでしょう。そのときの嬉しそうな笑顔は今でも思い出せます。毎年、私も自分のことのように嬉しいんですよ。

制服を着て写真が撮影できるコーナーは大人気。

制服を着て写真が撮影できるコーナーもあります。
大人気で行列ができていました。

お子さまサイズの京阪の制服・制帽を用意しており、当日は自由に写真が撮影できます。毎年10月に寝屋川車両基地で開催しているファミリーレールフェアでも同じサービスを行っています。このようなコンテンツを展開することで、一人でも多くの方に京阪を好きになっていただきたいですね。

イベントの運営についてお聞かせください。

大阪エリア、枚方エリア、伏見エリア、京都エリアの4エリアから各3名ずつメンバーを募り、プロジェクトチームを組織しています。7月のテーマ発表から、10月に行う入賞作品の選考、そして年明けの展示会まで、すべてにおいてプロジェクトチームが主体的に動いています。とてもやりがいのあるプロジェクトですから、どれだけ準備が忙しくても、イベントを成功させたいというモチベーションは落ちることはありません。
プロジェクトチームのメンバーは定期的に入れ替えています。その理由は多くの駅スタッフにこのプロジェクトを体験してもらい、日々の業務に活かしてほしいからです。駅以外のさまざまな場所や機会でお客さまと触れ合う経験は、駅スタッフ全員にとって貴重な財産になると考えています。

最後にメッセージをどうぞ。

本年もたくさんの作品を応募していただきありがとうございます。中には、毎年応募してくださるお子さまがいらっしゃいますが、年を重ねるごとに絵が上手になっていくのです。毎年、京阪電車のことを思いながら描いてくださっているというだけで感激し、心がジーンときますね。あと、このような絵画イベントを行っている関西の鉄道会社は京阪だけです。決して華やかさはありませんが、私たちにとっては大きな「誇り」ですよ。いろいろな方から、いいイベントだね、なんて声をかけていただけます。若いスタッフにとって、このイベントが京阪で働くうえでの自信につながり、またお子さまたちからパワーをもらっていると確信しています。これからもずっと、このようなイベントを継続していきたいと思います。

ありがとうございました。